ピアノソナタって何ですか?

明けましておめでとうございます⛩🌅🎍✨。 
新しい年がやってきました!今年はどのような年になりますでしょうか。
少しずつ明るくなりつつあるような、そんな希望を持てる新年でありますように。
そして個人的には、今年も健康で音楽にバレエに楽しめますように。

2021年を振り返っていたら2022年が来てしまったという、おマヌケな年明けになりました💦
昨年は大変ながらも全力投球できた年でした。
自分のことばっかりでごめんなさい、というくらいだったので、今年は人様のために頑張れる年にしたいなぁと思います。
あ、でもやりたいことはやります。相変わらず😆
今年もこんな私ですが、どうぞよろしくお願い致します✨💕

さて、新年最初のお話は「ピアノソナタって何?」というお題です。

ピアノリサイタルなどのプログラム、いろんな曲が並ぶ中で、必ずと言っていいほど
「ピアノソナタ〇番」
というものを見かけると思います。

 これ、題名だよねえ。
でもいろんな作曲家の曲でこの題名見かけるし。
一体何者?ピアノソナタ…。

一度はこんな疑問を持たれたことがあるのでは、と思います。

このピアノソナタ、もちろん曲名なのですが、正確に言うと「音楽の形式を曲名にしたもの」なのです。

音楽の形式にはいろんなものがあります。

プレリュードとか、フーガ、メヌエットやワルツ、スケルツォ、ロンド…、他にもいろいろありますが、これらはすべて曲名としてもソナタと同じく見かけたことがあると思います。

そもそも形式、って何?音楽に形式ってあるの??

あるんです!

世の中にもいろんなもので形式はありますが、音楽で言うと「その曲がどのようにな造りで出来上がっているか」ということでいろいろ分けられます。

ソナタ形式と呼ばれる形式で書かれた曲が、「ピアノソナタ〇番」と呼ばれるようになるのです。

あ、そしてこれはピアノだけに限りません。
ヴァイオリンソナタも、フルートソナタもあります。

その楽器のために書かれたソナタなので、当然名前も変わります。

ベートーベンが作曲したピアノソナタ、モーツァルトが作曲したピアノソナタ、それぞれたくさんあって番号が付いていて、曲によっては副題がついているものもありますね。

超有名なのはベートーベンの

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」

月光ソナタ、と言ったりもします。
 

現代の曲にはタイトルが付くのが普通なので
(なごり雪とか、太陽がくれた季節など)

クラシックは「ピアノソナタ○番」とか、そもそも違う作曲家で大量にピアノソナタがあって見分けがつかない、わけが分からないとかあるかもしれませんね。

 では、ここからが本題!

ソナタ形式って何???

一言で言うと

主題提示部、展開部、主題再現部からなる楽曲。

…はい???何でしょう、この呪文のような文字。
ですよね!

でも本当に一言で言うとこれが一番分かりやすく簡潔なんです。
そしてなんのこっちゃではあるけれど、よーく読むと何となく解読できそう。

まず主題という言葉。
これはメインテーマみたいなものです。
私たちが「この曲ってどんな今日だっけ?」と聞かれてふんふん、と口ずさむメロディ、これがほぼ主題です。
なので主題提示部というのはこのメロディが提示される部分、メロディがババ─ンと登場する部分です。

そして次の展開部、ここは展開していく、まさにそのままです。
今までのメロディとは全然違うものが現れます。
長調だったものが短調になるパターンは本当に多いです。

そして最後は主題再現部、再現されるわけですから、再び主役であるメロディが登場!
そして少し飾りつけされていたり、曲がいよいよ終わります!という部分に向かって派手になったりします。コーダ、という曲の終わり部分へ移っていったりもありますね。

この形式で作られた曲がすべてソナタ形式、となります。

難しそうに見えて、実は分かりやすい。

CDなど聴きながら、冒頭のメロディを楽しみ、途中からあきらかに変わった部分で、「あ!展開部に入った!」と分かると思います。そしてここは全く違う音楽を楽しめる、味が急に変わった感じで楽しめます。そうしていたら、あれ?最初のメロディに戻った!という部分をすぐに発見できます。そうです、ここが再現部です。

この形式はとても良く出来ています。
きれいに完結するし、音楽としてもとても楽しめる。
これが形式となる理由が分かるような気がします。

そして、これを知っていると少しカッコいいですよね!
「あ、この曲はソナタ形式だね。今展開部に入ったね。」なんて言うと、お!この方は音楽も達人だ、凄い!と思われるかも。
アカデミックな音楽の楽しみ方、これもなかなか楽しめます。

是非一度、意識して音楽を聴いてみてくださいね。

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